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鉄骨外階段の崩落死亡事故に思う事 「施工方法は思いで変わる。手抜き工事は技術差ではないと思う。」

事故は人災の可能性、施主側にも責任感を!車検はあるけどな…

コラムNEW「施工方法は技術力の差ではないと思う!」

古い建物程長持ちしているのはなぜでしょう?ヨーロッパのアパート建築、日本建築の古民家、数十年数百年経った今でも保ち続けています。地域や国によっても考え方が異なるでしょう!技術差と言うよりは考え方で大きく差が出るのは明らかですよね。建築当時の施工時術が低かったと築30年程度の建築物の劣化事故を言い訳にするのは疑問が残ります。

何を優先するなら、何を補うか

日本では1900年代後半から問題となっていたRC手鉄筋コンクリートの雨水浸透による鉄筋の錆膨張によるコンクリートの爆裂崩落、鉄骨階段の錆による崩落は保守管理とメンテナンスを軽視した結果でもあると思っています。当時は施工技術がなかった言う理由ならば設計は出来ないわけですから、設計の時点で過去の事例から技術がなくても保守管理によって劣化を遅らせる努力が必要なはずです。船や飛行機鉄道では毎日のように点検補修が繰り返され人命や財産を守っています。保守管理し補修をするということは施工技術を補っているという事でもあります。
設計の段階での劣化や不具合の問題点は保守管理で補う考えを持つのは当然で、劣化事故の事例が多くある施工法で保守管理をせず事故発生後に建築当時の施工技術力の原因にするのは、問題解決にはならないと思います。同じ建築物でも公共の建物は検査するでしょう。首都高速のコンクリートの点検補修はきりがありません。50年以上たってもものすごい耐久力を維持できているのは保守管理と補修工事です。首都高速を管理せず劣化で崩落しても50年以上前の建築技術のせいにすることは出来ないでしょう。しかし住宅の保守管理は定まっておらず実行されることもありません。鉄骨階段の劣化による事故は昭和の時代からあったわけで、階段だけでなく廊下も庇も手すりも大変危険なんです。全てしっかりとした防水を含む工法を施せない都合もあるでしょう。しかし何もしなければ…結果は先に想定できていると思います。
2021年に、外階段の崩落死亡事故が発生してしまいました!
事故は発生してからあれこれと難しい説明で問題として指摘する記事は多いですが、これは、台風や地震など自然災害以外は人災が大半なので、施工技術の向上を望むことも大切ですが、保守管理を無視する事でもありません。分かり易く言うと偏りますが、例えば台風の少ない本州や北海道、それでも九州や東海など台風の通り道は昔からありますし、豪雪地帯の屋根の形状や考え方も異なります。さらに台風の少ない北国では冬に暴風が吹き荒れることは良くあると思います。どの時代も屋根の被害は後を絶ちません。アメリカの巨大竜巻の多い地域でも木造アスファルトシングルが多く採用されています。日本では台風、突風、竜巻でも瓦が飛ばされる事故は多くありますが超大型のっつまきの多いアメリカではアスファルトシングルの採用率が80%もあるとか、また台風銀座と呼ばれている沖縄県の赤瓦はどうでしょうか?古くから瓦が飛ばない施工方法を採用しています。あるいは建築物の大半が住宅も含め鉄筋コンクリート造の陸屋根となっています。スコールや集中豪雨、雨台風など一気に増水する災害級の大雨も多く降りますが、建築の大半が陸屋根です。地震には弱いかもしれません、沖縄の場合は地震対策よりも台風対策を重要視されているのかもしれません。米軍住宅の鉄筋コンクリート建設が盛んだった事情もあるかもしれませんが、その地域地域ですでに施工技術はあるので、その地域っで最優先すべき施工方法と他の劣化を補うための保守管理はセットの考えが良い様に思いますので、保守管理を想定も実行もせずに事故発生後に施工当時の技術不足を原因にすることは、いつの時代でも解決には至らないように思えます。施工法が結果としてふさわしくなかったとしても、それを補う改修工事や補修工事を施すのか放置するのかで大きな差が生まれると思います。

施主側は何をすれば?

想定する事の出来ない自然災害や特殊な事故(例、隣接する建築物の爆発事故など)ではなく、一般の方でも理解可能な保守管理の意味として簡単に言うと「板を雨ざらしにして湿気も消えない状態を放置すると板は腐る、腐った板に乗ったり押したりするだけで崩れてしまう。」家の柱や梁がこのようになっていたら?建物は崩壊する!と専門家でなくても容易に理解できると思います。
建物の劣化は前提の上でありながら、崩落までに数十年もかかる劣化が見えていながら対策を講じず、保守管理を放棄することで取り返しのつかない状態になるまで放置していることが問題だと思います。
危険性を感じるか感じないかは、変化に気づくか気づかないか、気にするかしないか、観察力があるかないか、危険性を想像できるか無関心か、など個人差でも劣化の進行具合が大きく異なると思いますが、愛車に錆が出る事ってほとんどないともいます。タイヤが走行中にがたがた音を立てたらすぐに止めて点検し修理すると思います。めったにない雨漏りが車で発生したらどうします?びっくりして焦るかもしれませんよね!建物はほとんど無視されることの方が多いかもしれませんね。このこと自体も劣化の進行の原因であることは否定できないでしょう。車なら錆が進むまで放置して走行中にドアが落ちることもないと思います。しかし建物の場合、二階建ての鉄骨階段と5階建ての鉄骨造で完全外階段で同じように錆による劣化が発生していれば、買いが高くなるほど階段上る不安が高まるのでは?階段の踏み板が錆で崩れ始めていても気にしないと思いますが、それでも板が腐っているつり橋渡れますか?どうでしょう?放置するでしょうか?崩壊転落事故が発生したら板が腐る技術だったから仕方がないと言い訳しますか?鉄骨階段が錆だらけで倒れたら鉄骨のせいにします?保守管理の方法を追及されると思いますが、愛車の場合車検がありますが、建築物の場合は自己責任になっているのが現状。どのようにして劣化事故を防げば良いのか?
建築の場合ローンは一生続くことが多いですね。しかしローン以外に維持費がものすごく必要でもありますよね。30年住んでいれば外壁塗装だけでも2回数百万の維持費、10年以上住んでいれば配管、6~7年で防水層の保護塗装+防水改修工事、内装は急がなくても外装の劣化や雨漏りを防いでおかないと内装リフォームが無駄になる場合もありますね。愛車の様に車検がなくても建物維持には多額の予算が必要となっています。ローン額だけでは家賃に置き換える比較は出来ませんよね。車で例えると住マイホームはスーパーカーを買っている様なもので莫大な維持費がかかりスーパーカーは夢となっていますが、住宅購入は維持費を見ない事が多く、愛車の様に保守管理を行わないのが一般的となっています。
自動車の場合は、自分で修理する人も多いですが、大半は近所の修理工場にすぐに相談すると思います。建築も同じ様に扱えばほとんど問題はないと思います。また、車検がない分自己責任は増しますのが、自動車ほど短い周期のメンテナンスの必要はないと思います。

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優先は予算削減ではなくて計画で優先順位を決める

昭和~平成前半の職人時代、現場で喧嘩してでも納得できない仕事は請けるなと言う親方の教えでした。ま~喧嘩する必要はなく納得できない仕事は断るか条件つければ良いので…安かろうのお客さんの仕事は後でトラブルの原因になり易いので、施工方法の大切さを伝えるしかありません。伝わらずに請けるとほぼトラブルの原因となります。施主さんは、施工方法の良しあしが分からない場合は何社も無料相談や無料検査を受けてよく話を聞いてみることが良いと思います。やはり自分自身が納得してお願いするしかありません。間違いをなくすには、屋根は屋根屋さん、防水は防水屋さんFRP屋さんではありません!、塗装は塗装屋さんと餅は餅屋で買うのが一番!施工業者斡旋は知識や技術、責任が明確でない事が多いので餅は餅屋で!車の修理を依頼するときにバイク屋さんに車もって行きますか?
予算がなく緊急性がある場合は、安く局部のみ応急処置の方が後の全体工事の際に余計な下味処理の予算が掛かりません。無駄に全体を安く施工すると後で劣化が早くなったり再工事の必要があったりと余計な予算を掛ける事にもなりかねませんので、いい工事のために工事時期をずらして応急処置を数万円以内程度で十分に行う。その際は後で本工事する際に邪魔になったり不具合のおそれのある補修はさせない事が大事です。緊急補修の場合は本工事まで長期間放置しない様に出来る限り早めに本工事するように計画するのが良いと思います。

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