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FRP防水鉄骨階段への施工で崩落事故防止対策


【雨漏り修理110番】どんな屋根でもスピーディーに対応します

  FRP防水の鉄骨階段への施工で
     大切な対策として防水を!

防水工事は生命財産を守る大切な工事です。

「生命財産に関わる瑕疵である防水工事は生命財産を守る大切な工事です。化粧塗装ではありませんので見た目で判断せず、建物の保守管理として建物(構造や使用)に合った防水を真剣にご検討の上、必ず施工されて下さい。防水工事の軽視は非常に危険です。」

コラム「施工方法は技術力の差ではないと思う。」施主と住人に向け伝えたい事

日本では1900年代後半から問題となっていたRC手鉄筋コンクリートの雨水浸透による鉄筋の錆膨張によるコンクリートの爆裂崩落、鉄骨階段の錆による崩落は保守管理の放棄と防水施工を軽視した予算削減の犠牲であると思っています。半世紀近くも経過した今となってあれこれ設計ミスの指摘を目にします。鉄骨階段の場合指摘されている材質や溶接の問題はあるでしょう。ならば、なぜそのような施工をしたのか、なぜその施工に合わせた保守管理をしていないのか?施主の管理責任は問われないのか?色々問題はありそうです。そもそもですが、鉄骨階段の劣化の危険性は昭和の時代からあったわけで、階段だけでなく廊下も大変危険なんです。全てしっかりとした防水を施いさない空気管が問題のようにも感じます。2021年に昔から言い続けてきた崩落死亡事故が発生してしまいました!タイミング悪く階段の崩落で亡くなられた方がいます!
海外の出来事ではありません!日本の東京です!
事故は発生してからあれこれと一般人には難しい問題を指摘する記事は多いですが、長年お仕事されている防水屋さんからすれば何十年も前から指摘してきたことで、外階段や廊下の崩落は事前に分かっていたことです。それを無視してきたのはだれか?死者が出ないと問題視しない、事前対策しないのは、元請けだけでなく施主の責任でもあります。防水工事は予算が掛かるので省きたくなるのが双方の思いでしょう!被害者は何も知らない住人です。これは、後から色々言っても人災以外のなにものでもありません!設計の改善とか言うほど大袈裟に難しいものでもなんでもなく、単純に鉄骨の腐食を新築の時点から想定しながら対策を軽視し、保守管理の放棄を続けてきた結果なので容易に防ぐことが出来ただけに犠牲者が哀れでなりません。
昭和の時代は、現場で喧嘩してでも納得できない仕事は受けるなと言う親方の教えでした。時代は違いますね。ここで文句を言ってもしょうがないですが、防水工事がいつになったら屋根工事と同じく当たり前の工事と認知されるのかは実は簡単ですが、現実は不可能かもしれません。それは陸屋根の住宅が増えれば変わると思っています。沖縄県が良い例かもしれませんね。沖縄県の住宅には三角屋根(瓦屋根)は殆どなく、すべてと言うほどコンクルートの陸屋根(最近はこう配屋根もあるようですが瓦でも板金でもなくコンクリートです。)で防水工事が必須ですが、戦後に建設されえた古い鉄筋コンクロートが多いため、砂に含まれた塩分までは深く考えられていなかったことは技術の差と言えると思いますが、これだけだと乱暴な伝え方かもしれません。沖縄では1975年ごろ約50年前の海洋博の建設ラッシュの際に砂利等が不足し、塩分を除去しない海砂等が使用されていたことが原因と認識が広がったのは、ずいぶん後の事、戦後の鉄筋コンクリート建築と海洋博の時期を境とした鉄筋コンクリート造の強度には大きな違いがありそうです。昔の鉄筋コンクリートは強い印象を持っています。沖縄と本土の事情は異なると思いますので単純には比較できないと思います。今度調べてみたいと思いますが、今回は身近に理解出来る内容になればと思います。
 すみません。話を戻します。
当時の鉄筋コンクリートの建築物だけでも優先して検査と改修工事が行われる事は既に分かっていたはず、80年代には老朽化によるクラックの放置による雨漏りの放置による爆裂、雨漏りを繰り返すことでさらに劣化が急速に進んでしまい手遅れとなっていることは分かっていましたが、安い工法や装飾が最優先では防ぐことは出来ません。また建築の内容に合わせた保守管理がないことと管理の放棄が大事故を招くことは既に知られていたので、小規模の建築では事故は防ぐ考えはないのではと思ってしまいます。自動車に車検があって建築に定期検査がないのは恐ろしいことではないでしょうか?業界向け専門家向けの難しいの記事はたくさんありますが、肝心な施主や住人向けに伝えるには簡単に理解出来る情報発信が必要だと感じます。建築に合わせた施工が説明され優先的に採用され、自動車の様に定期検査で事故が激減することを願います。


やっぱり面倒!やっぱり難しい!
材料も施工方法も明確に分理解出来ないし忙しく時間もない!やはり「プロに補修で”速攻解決”」してもらいたい!ってそれぞれ違うと思いますので、無理せず頼っちゃいましょう!

外階段外廊下の防水施工は当たり前

外階段や廊下にも大量の雨水が流れ込み浸透しますが、防水施工されていない場合も多く鉄骨階段の寿命を短くしてしまっています。防雨水工事の予算が高いという考えで省くのは屋根を作らないのと同じ考えだと思います。わざわざ建物を早期に劣化させる考えは改めた方が、施主も住民も元請けも施工者もみな幸せになります。省く工事ではありません!自殺行為です!

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材料も施工方法も明確に分理解出来ないし忙しく時間もない!やはり「プロに補修で”速攻解決”」してもらいたい!ってそれぞれ違うと思いますので、無理せず頼っちゃいましょう!

鉄骨階段で鉄板の錆の進行具合が分かり難い構造もあります。

FRPの方が強靭で寿命の長い階段が可能でも保守管理はあるべき!

鉄骨階段でのFRPライニングでは、ペンキやウレタン防水が塗装されている場合、直にFRPを塗り込むと、被着の素地になるペンキやウレタン塗膜がふやけてFRPを剥離させてしまいます。この様な場合は、予め素地を改質させなければなりません。
写真では、FRPライニングする為の不陸調整(平滑化)を兼ねて、既存の薄い塗膜に厚みを増す事で、FRP下塗りのプライマーと主剤(溶剤)の剥離の影響を抑える目的で、下地調整材を流しています。
踏み板部分は、金ゴテで平滑に仕上げます。蹴込み部分は、一旦すき取ります。
この後全面(蹴込み部も)カチオンタイト等(樹脂モルタル)を少し緩めに作って、刷毛塗りします。これで完全に旧塗膜は保護され、FRPライニングが可能となります。これが防水工事の始まりです。FRPに限らず、ただ上塗りするだけでは半永久と言われるFRPでも半年も持ちません。
(ご注意:これは一つの方法として、限定的な工法でない事をご理解下さい。)

最上段から下へ順にライニングします。
FRPライニングは、最低2層(ガラスマット2枚重ね)です。自動車のバンパーでもボートでもバスタブでも何層も重なって数ミリの厚さになり強度を出しますが、建築では、1層だけの場合もあり、半年も持たない現場も多くあります。建築でもFRPを何層でも積層すれば、対応年数は他の防水工法と同じ様に長持ちするはずです。
この写真でのトップコートの塗り方は、単純に常時歩行可能にする為に、縦半分ずつ塗っています。FRPライニングが終了し、完全に硬化したら、トップコートを塗布する前に、写真でお分かりの様に、サンダーで全面研磨しています。

FRP防水ライニングは、学校やレジャー施設のプールや、大型ショッピングセンターの立体駐車場の自動車が走行できる床や屋上駐車場の床に施工されています。その強靭なFRP防水を階段や廊下に施工することが可能です。
適切な素地改質を行う必要はありますが、施工画像の様なノンスリップ施工も可能になります。使用から間もなく塗膜が切れたり落下衝撃で防水層に穴が開くこともほとんどありません。石のように硬質になりますが、防水用の樹脂には靭性もあるので非常に割れ難く膨れ難く破れ難く、メンテナンスが容易で速い寿命の長い防水です。

最後に、アルミ製ノンスリップの取り付けです。ここで、注意するのは、取り付けのために必要な、アンカー打ち込みに穴を開けた場合の、処理方法です。 単にアンカーを打ち込んで、ネジ止めしたのでは、防水した意味が全くなくなってしまいます。
アンカーを打ち込む前に、穴にコーキングをして、更に捩じ込む前にアンカーにもコーキングしてからネジ止めする事で、直接的な漏水を防ぎます。

タイル仕上げにする場合は、トップコートは必要なく、上の写真の研磨後に主剤の樹脂に硬化剤2%(多目)を入れて、刷毛やローラーで捨て塗りしながら、硬化しない内に、粗目の硅砂やゴムチップを手撒きします。
手撒きは、コツかいりますが、全面均等に砂を吹き付ける様に撒きます。撒くときは出来るだけ素早く多めに撒いて、樹脂が硬化したら余分な硅砂を後で掃きだします。この後、FRP素地用のタイル接着樹脂モルタルパテでタイルを貼って仕上げます。


ぜひ、防水施工の大切さを知って頂き、あなたの大切な財産と、生命を守って頂ければ嬉しく思います。早期の建物チェックをお願いします。自分でもいつでもできるチェックは、ぜひ行ってください。鉄骨階段廊下周りの鉄部の錆の確認、ペンキの捲れ剥がれの確認、コンクリートの床や階段踏板部のクラックの有無のチェック、RC造であればこちらのページもご参考にされてください。保守管理で豊かな生活が送れます様に願っております。


【雨漏り修理110番】どんな屋根でもスピーディーに対応します

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