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FRP素地にタイルを貼り付け目地埋めするには?

材料の特殊な接着専用パテ(レジコンパテ)以外は殆どホームセンターで購入しました!
樹脂の事色々知るとFRP製の浴槽にもタイルを接着目地梅が同時に可能でした。
詳しく順に施工方法を解説します。


この接着パテは、樹脂系なので目地材としても防水を発揮し、ポリトナーで目地の色も自在に変える事が可能!また一度固まると剥がせなくなるので下記の解説を良く読んで下さい。
FRP素地強力接着用2液型レジコン:モルタルパテ

レジコン用不飽和ポリエステル樹脂と言う樹脂に珪砂とタルクを混ぜることでレジコンパテが出来ます。
・レジコンってなに? レジコンとはレジンコンクリートの略です!

施行の流れ
1⃣マスキングをします。



建築塗装や自動車など様々な塗装や汚れ防止の養生で活躍しているテープ付きの養生シートあるいはマスカーテープで、タイルを貼る際に汚したくない境界線上にマスキングとしてしっかり貼り付けます。テープを貼る前は良く洗浄して乾燥させ脱脂まですると接着は完ぺきです。
脱脂は、工業用アセトンなければIPA(イソプロピルアルコール:一般的には糊はがし用溶剤)それもない場合は、コロナでポピュラーになったエタノール(エチルアルコール)で表面をクリーニングすれば、接着力がUPします。
2⃣サンディング、目荒らし、足付けの下地処理

#240~#320程度で研磨します。
全面満遍なく研磨します。

3⃣削り粉をきれいに拭きとります。

塗れ雑巾ででふき取ってよいですが、乾燥が悪く連続作業したい場合は、残った水分が剝離の原因になるので乾燥が早い速乾性(揮発性)のある工業用アセトン拭いています。なければIPA(イソプロピルアルコール:一般的には糊はがし用溶剤)それもない場合は、乾燥に数十秒から1分ほどかかりますが、コロナでポピュラーになったエタノール(エチルアルコール)で表面をクリーニングすれば、拭き取り後の乾燥が接着力がUPします。
4⃣タイルを準備します。

モザイクテイルにしてみました。
単純に貼るのが簡単だからです。
まぁ~子供も小さくマンションの小さなユニットバスでしたのでいずれユニット交換も視野に安くて明るいポップな安いタイルを選びました。貼り付けには2液型の樹脂パテを使うため、硬化剤を混ぜると直ぐに硬化反応しますのでパテを塗ってからタイルを準備しては接着可能な時間内に貼り付けられない恐れを感じたので、パテ塗る前にタイルの被着面で仮止めや寸法を測って貼り付けの段取りを済ませておきました。
5⃣レジコンパテの準備


レジコン(レジンコンクリート)、ここでは、珪砂とタルクの混合でなじみ易くモルタルパテと言います。このパテのマトリックスレジン(樹脂)には、不飽和ポリエステルを使いました。その中でもユニットバスの側面たわみに対しても割れにくく剝がれ難い特性の弾性系で、接着を阻害する「はじき」を抑えた弱インパラタイプのポリエステル樹脂を使い更に接着性を高めています。
※インパラ(パラフィン入り)について
←パラフィンとは、不飽和ポリエステル樹脂の特性上、ベースレジンはノンパラと言ってパラフィンが入っていないNONNWAX RESIN(ノンワックスレジン)の事です。このノンパラ樹脂は、空気に触れていると硬化しても表面のべたつきが残ってしまうため、フィルムで真空にしたり型成形の真空状態でしか表面は乾燥しませんので、真空状態を作るためにパラフィン溶液を樹脂に混ぜて空気を遮断する作用を持たせる事で真空状態と同様になり樹脂表面が乾燥する仕組みです。誤解され易いのは、べたつきが残る接着用の積層用樹脂のノンパラは何日たっても硬化しないという勘違いです。ノンパラは、簡単に言うとテープやステッカーの糊面ですので、積層本体は硬化していて表面は事績層との密着のためにべたつきが残っていると考えるのが正しいと言う事です。
※ノンパラに対してパラフィンを入れたインパラWAXRESINがありますが、これは硬化後の表面がつツルツルカラカラに乾燥するので直に次積層や仕上げ塗装は出来ませんのでインパラ樹脂の表面塗装の際は研磨や脱脂が必要と言うことです。
6⃣パテを塗って直ぐにタイルを貼ります。

硬化剤をパテ重量比で、夏2%~冬4%添加して良く混ぜます。

↑は硬化剤、ポリエステルやビニルエステルレジンを固めるための硬化剤(メチルエチルケトンパーオキサイド)で日油化学のパーメック、化薬アクゾの「カヤメック」と言うブランド名の硬化剤でMEKPO(エムイーケイピーオー)と言います。詳しくは、メチルエチルケトンと過酸化水素との反応で生成する有機過酸化物の呼称。消防法による危険物(第5類 自己反応性物質、第1種自己反応性物質)強い衝撃を加えたり、日光に当たることによって分解発火する危険性があるため保管は冷暗所が常識となっていますが、FRP防水の建築現場では長時間の作業で直射日光にさらしている場合があり危険!

コラム:一部ですが良く聞く誤解として「メクポ」とか「パーメリック」と言っていますが、メチルエチルケトンパーオキサイドの略称「MEKPO(エムイーケイピーオー)」を「メクポ」と言ったり、製品名の「パーメック」を「パーメリック」と説明している業者さんは、直ぐに訂正してくださいね!料理で良く使うターメリック(ウコン)の香辛料と勘違いして摂取したら死んじゃいますよ!

硬化剤添加後は直ぐに反応するので、素早く混ぜます。

素早く均等に強く塗り込みます。

直ぐに準備しておいたタイルを押し張りします。

7⃣タイルの目地埋めをします。

タイルの上から同じパテを目地に刷り込むようにたっぷり使って埋め込みます。
硬化しないうちに次へ
8⃣余分なパテを拭き取ります。

パテを目地に埋め込んだら、速攻でパテを拭き取ります。通常の目地埋めの場合、水拭きしますが、樹脂モル辰なので、アセトンで素早く拭き取ります。
9⃣しっかり硬化させます。

隅々まできれいに拭き取ったら、そのまま硬化させます。
この場合もストーブを熱量小から中で温めて硬化促進では止めます。
[10]タイル端末にコーキングします。


しっかり硬化したらタイルの端末にマスキングテープを貼ってコーキングを端末に打ちます。
へラで均してピンホール(空気穴)も消します。
[11]コーキング硬化する前にマスキングを剥がします。

コーキングを打ち終わった直後の連続作業でマスキングを剥がします。硬化が始まってしまうとマスキングを剥がせなくなります。剥がす際は棒や板に巻き付けながら巻き取ると素早くあちらこちら汚さず綺麗に剝がせるので便利です。
[12]施工完了(コーキングがしっかり硬化するまで数時間放置します。)

電気ストーブで浴室を温め、コーキングの硬化を促進させることで硬化が早くなりますので、施工当日の入浴のためにも温めましょう。
[13]高温散水による剝離と浸透のチェック

45度のお湯で連続1時間高温散水し、薄利や変形の有無を確認。全く問題なく固まり接着しているので即使用OKと判断し、家族に開放!
完成です!施工当日の入浴に間に合った!


■必要な材料と道具
・FRP素地強力接着用 2液型樹脂モルタルパテ
・硬化剤MEKPO
・純アセトン洗浄液
・シリコンシーラント
・タイルまたは石板(お気に入りの物)
・着色剤ポリトナー(目地を色付きにしたい場合パテに混ぜて着色する)
・マスカー(テープ付きビニールシート)
・マスキングテープ
・ダンボール または ベニヤ板
・ウエス
・軍手やゴム手袋
・ビニール袋(レジ袋でもゴミ袋でもKO)
・防毒マスク(装着義務!ですよ!)
・皮スキ
・カッター
・ハサミ
・ゴムヘラ
・ボンドヘラ
・パテ用パレット(プラ板でもダンボールでもOK)
・メージャー
・コーキングヘラ
・コーキングガン
・ローラーバケット(アセトン入れ:洗浄用)
※下地やタイルにより、パテの消費量には誤差が生じます。
※通常目安として、プラス2~3割分は、必要なロス分として加算して下さい。
※目地の総延長が短く、1枚当たりのタイル面積が大きい場合は、量を節約出来ます。

やっぱり面倒!やっぱり難しい!
材料も施工方法も明確に分理解出来ないし忙しく時間もない!やはり「プロに補修で”速攻解決”」してもらいたい!ってそれぞれ違うと思いますので、無理せず頼っちゃいましょう!
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