




ハイブリット三線制作方 三線FRP加工の紹介(3)
FRP仕上げです。竿と胴の二つを1Kカーボンケブラーでラミネートして組付けます。本体はこれで終了ですが、胴巻きもFRPで制作しました。カーボンケブラー(デュポン社)の綾織りがどう見ても和風に見えたので、フレキシブルエポキシを使ってゴムシートの様にカーボンシートを作って胴に巻きますが、その手前までのCFRPラミネート完了までをご覧ください。

3-1ラミネートの次はコーティング(胴1)
前頁の1回目樹脂塗り込みが終わって、硬化したら、同じ高透明性ポリエステル樹脂にパラフィン溶液を3%添加してインパラ樹脂に変化させます。
樹脂を準備したら次(3-2)に進みます。

3-2ラミネートの次はコーティング(胴2)
次は最終コーティングです。
3-1で準備した樹脂に硬化剤を2%添加して素早く良く混ぜ、上から下方向に樹脂が流れる様に多目に垂らします。
出来るだけ、樹脂の力だけで全体に樹脂が回る様にすると、刷毛むらをつけずに綺麗にコーティング出来ます。
刷毛はあくまでも、樹脂に軽く触れる程度の使い方をお勧めします。

3-3ラミネートの次はコーティング(胴3)
コーティング終了です。
3-1の写真と見比べて頂ければ明らかに違いが分かると思います。
3-1の状態から更に鏡面に近づいています。
FRPの塗り込みの基本作業は、ここで終了となります。

3-4ラミネートの次はコーティング4(竿1)
棹も上の胴のコーティングと同じ作業でコーティングします。
次はトリミングです。

3-5トリミング・ナイフカット(グリーンタイムトリミング)
棹の弦を這わす表面はカーボンではなく黒で仕上げるので、角に合わせてナイフカットします。
ナイフカットは、樹脂が完全硬化する前に行います。
感覚は、硬化しているもののカーボンはまだしなるほどの柔らかさのあるうちです。
目安:作業所室温25度前後で、1時間位です。

3-6トリミング・(グリーンタイムトリミング)仕上げ
ナイフカット終了後の棹の様子です。
FRPの基本作業はこれで終了です。

3-7竿ヘッドの仕上がり
次にこの棹の表の面になる部分で最初に下塗りで黒ゲルコート塗装した部分に仕上げとして再度ゲルコートを塗布します。
3-6の写真のカーボンの部分は前面マスキングしております。
この時のゲルコートには、パラフィン溶液を3%添加してよく混ぜておきます。
塗布の直前に硬化剤1%を添加してよく混ぜ、棹の端から端にたっぷり垂らして、端から一発で一気に引き均します。
作業所室温25度前後で、1~2時間放置し、硬化させます。

3-8ラミネート(FRP)終了
FRP作業がすべて終了した状態です。
カーボンとゲルコート仕上げのコンビになっています。

3-9 組付け
胴と棹を仮に組み付けた様子です。
だんだんイメージが見えてきました♪
基本はこれで終了ですが、更に表面を平滑にし、光沢を出すには、#1000~#2000の耐水ペーパーで前面研磨(水研)してウレタンクリアラッカーで仕上げます。
仕上げのウレタン塗装は、先に棹の黒い部分を先に黒で塗装(カーボン部はマスキング)してから、乾燥後(20分位)に前面クリア塗装仕上げすると、綺麗に仕上がります。
ウレタンクリア塗装と研磨の参考はこちら


次は胴巻き(装飾)を作ります。完成までもう少しです。
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